5歳児から「玉袋はなんのためにあるの」と聞かれたので

先ほどの入浴中のこと。

5歳の息子が、自分の玉袋を指差しながら、

「これは、なんのためにあるの?」

と聞いてきましたので、新月の今夜は本記事を綴ることにします。

「たま」とは「いのち」

早速ですが…

玉袋のたまは、「たましい」であり、「いのち」のことです。

そう、いのちの元、” 精子 ” を生成するのが玉袋です。

とある神社のサイトから引用すると、日本古来の考え方では、人はもとより動植物、自然物にも、神様から「たま(霊魂)」を授けられている、とされています。

「たま」を宿す精子は、長い旅路の末に子宮に辿り着き、そこで「いのち」をはぐくむ。「たま」は心音の揺らぎが確認できる頃には、お玉杓子のような勾「玉」のような姿になり、すくすくと子「宮」という「宮」殿で育つ。

つまり、魂は父親から伝達され、母親の中でこの世にまとう肉体を形成するのです。

そして、それは、日本の天皇制がなぜ男系なのか、という根幹にも関わっています。

女性は宇宙、男性は天体

5歳で自慰による不思議な感覚を覚えて以来、凡そ40年かけて性を考え続けてきた私が、この世の仕組みについて、最近ようやく言語化できたものが、「女性は宇宙、男性は天体」 です。

女性(女性性)は宇宙、すなわち子宮からも分かるように 空間(space)であり、男性(男性性)は宇宙の中の天体、すなわち個々の物質(celestial body)….

これをベースに捉えると、男女にまつわるありとあらゆる事柄に説明が付くのです。

例えば、母娘は相容れないこと、女性同士の友情物語よりも男性同士の友情物語が多いこと、女性上司は女性部下に厳しいと言われること等は、宇宙(秩序そのもの)同士ですから当たり前なのです。

例えば、歴史上の偉大な人物は、男性が圧倒的に多い。それもそのはず。男性は物質世界で成果を残しやすい性質を持っているのです。しかし、その男性の背後には、大きな影響を及ぼす女性が必ずいました。

例えば、妻に先立たれた男は、自分がいた宇宙を失うので急速に萎れてしまう。その逆と言えば、(もちろん一時の失意はありますが)比率にしてみると圧倒的に少ない。実のところ男性は繊細で、女性の方が強いと世間で言われる所以です。

ただ、男女共に両性を具有しており、バランスは人それぞれです。実際、我が母は未亡人になってから10年位は萎れていました。母にとって父は宇宙的存在だったのです。

あなたは、どちらのバランスが強いですか?

一般的に、物質主義的な現代人は、男女共に、男性性が強く刺激されている状況と言えます。

何を隠そう、私は宿命的にも男性性が強い。だからこそこの活動をしており、また同時に、日常生活ではひどく複雑な心境に苛まれています。なぜなら、一見すると何の意味もなさないことばかりしているからです。

とはいえ、そのような人生を面白くすることに意義を見出しているのは、女性性がなす深淵な性質によるものだと思っています。言い換えると、男性性はその時代の常識を具体化する力に繋がるものであり、女性性は世間知らずとも言えるのです。

やっぱり「性は、イノチそのもの。

話を元に戻すと、やはり、Ninaの本源は「性は、イノチそのもの。」ということ。

男女ともに、生殖器が人体構造上の急所であることも頷けます。(ぶつけると激痛。小学生の時に悶絶体験しました。)

さて、息子に一通りの説明をし終えた後、このところ胃腸の調子が悪い彼に向かって、お腹と玉袋を順番に指差しながら「きん(腸内細菌)たま(魂)」を大事にしようねと、総括的に伝えました。

真意は分かりませんが、とても大切な臓器であることは伝わったようです。

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Hagesandros, Athenedoros, and Polydoros| source

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