イマドキ大人の嗜みとは…

writer’s notes|みーこノオト。

「あなたは性欲がありますか?」

そう聞かれたら、どう感じますか?

性欲は、三大欲求のひとつとして一般的に知られていますね。マズローの5段階説でいう生理的な欲求の一部としても捉えられます。 

睡眠欲と食欲は分かるけど、性欲があるかと言われると…

といった感じで気が引けてしまう女性のほうが多いのでは。

それもそう、上記の説でいう「性欲」を表すものは、男性の射精行為のことがメインだと思うのです。そもそも男性が考えた説ですものね。

今回のテーマであるセルフプレジャー(自分で自分の体を愛し、快感を求めること)は、セクシャル・ウェルネスという概念の中にあります。

ウェルネスとは、健康と幸福の最適な状態に向けて取り組む「積極的な追求」のこと。

近年では、さまざまな文脈でウェルネスという言葉が用いられるようになり、医療分野、企業経営、スポーツ、美容、ツーリズムなど、あらゆる分野で取り入れられているようです。そのことからも、各分野におけるこれまでの価値観を良い意味で飛躍させ人々がより健康で豊かに生きることに対し、社会全体が動いている印象を受けます。

その潮流の中にセクシャル・ウェルネスがあるのですね。そのひとつにセルフプレジャーが位置づけられているのです。

要するに、前出の「性欲」とはそもそも捉え方が異なると考えています。

source | アニヴェルセル表参道

本編の中でフェムテックのイベントが描かれていましたが、2024年6月6日にアニヴェルセル表参道にて実際に開催されたものです。

実は2年前にも同じイベントに足を運んだのですが、その時トレジャートイの出展は(私の記憶によれば)ひとつもありませんでした。それが今やわんさか出展されているではありませんか。

20年以上トレジャートイ一筋でビジネスをしてきた企業ですら今回が初出展とのこと。社会が急速に変わり始めている肌感覚をとても感じました。何しろ来場する女性たちが興味を持ってそれらのアイテムを躊躇なくフラットな感覚で手に取っているのです。

そのような中、業界内で先駆けてトレジャーアイテムのサブスクサービスを始めたコミュニティブランドがあります。本編でも触れられていた「self sense(略称 sese)」です。

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sese アンバサダー なつえりさんに取材

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