前編|元吉原ソープ嬢 色街写真家 紅子を通して「性風俗」を見つめる

紅子さんが撮影するのは全国に点在する「遊郭」「赤線」「青線」の跡地である。
私自身、遊郭という言葉は知っていたが、赤線、青線は取材を機に初めて聞く言葉だった。
参考までに下記に説明文を載せる。これらの簡単な説明書きだけでも、性風俗の変遷が垣間見える。

遊郭
遊廓の成立は、安土桃山時代にさかのぼる。明治時代以降は、許可された売春婦(公娼)を置いて売春をさせる店が集まっていた地域とされる。

赤線
1946年に連合軍総司令部が公娼制度を廃止した後に、従来の遊郭地帯を特殊飲食店街と呼んで指定した地域。特飲街とも呼ばれ、旧遊郭をそのまま引き継いでいた。

青線
赤線と区別され、裏口買売春を行う私娼街を指す。

明治5年(1872年)ごろの東京の吉原遊廓
source|Wikipedia
客待ちをする吉原遊郭の遊女
source|Wikipedia
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